iPhone(iPad)のパスコード(パスワード)を忘れた場合の対処法
こんにちは、ガジェナビです!
iPhoneXが発売され、TouchIDからFaceIDへロックの解除方法が変更され、未来感がますます強くなってこの次はどうなるかドキドキしています。
ですが便利になったせいで肝心のiPhoneのパスコードを入力することが少なくなり、忘れてしまう方もいるのではないでしょうか。
今回はいざという時の対処法をお知らせしたいと思いますが、基本的にリセットはできないので日頃からiTunesのバックアップはしておくようにしましょう。
なおWebサイトやアプリなどのパスワードは以前ご紹介したパスワード管理ソフトの記事を読んでいただければと思います。
パスコードを連続して間違えたらどうなる
あまり経験したことは無いと思いますが、そもそもパスコードを連続して間違えた場合どうなってしまうか、知っていますでしょうか。
6回目の失敗で「iPhoneは使用できません 1分後にやり直してください」というメッセージが表示され、それでも失敗すると7回目、8回目と回を追うごとに入力可能になる時間が伸びていき、11回目の失敗でiPhoneと同期をしているiTuensに接続するまでパスコード入力ができなくなります。
またセキュリティ対策のため10回失敗した場合にデータ消去をする設定にしていると、工場出荷時の状態に初期化されてしまいますので手当たり次第に入力するのは得策ではありません。
パスコードはリセットできない!
残念ながらパスコードを忘れてしまった場合、iPhone単体ではリセットできないため後述する初期化が必須となります。
初期化を行った後iTuensでバックアップを取っていればそこから復元しパスコードを再設定できますが、そもそも同期すらしていない場合は買ったときの状態から再設定となってしまいます。
そのためたまにはiTuensでバックアップを行うことをオススメします。
iPhoneの初期化方法
iCloudのWebサイトから初期化
「iPhoneを探す」がオンになっていた場合に可能な方法です。
iCloudのサイトにPCからログインし、「iPhoneを探す」→対象の端末を選択→「iPhoneを消去」をクリックし指示通りにすれば初期化ができます。
PCがない場合は別のiPhoneやiPadの「iPhoneを探す」アプリを使うことで同様に初期化できます。
iTuensを使って初期化
「iPhoneを探す」がオフの場合はこの方法しかありません。
iPhoneにはリカバリモードがついておりますが、これを使ってしまうとデータがすべて消去されてしまいます。
そのためまずはiTuensでの復元を試し、どうにもならない場合のみリカバリモードでの初期化を試すと良いと思います。
復元機能を使って初期化
まずPCとiPhoneを接続しiTuensを起動したら、自動同期がオンになっていればバックアップを自動で行ってくれます。自動同期をオフにしている場合は手動でバックアップを行ってください。
その後iTuensの「iPhoneを復元」機能を使い初期化を行います。「復元」とあるのでバックアップから復元してくれそうな気がしますが、この機能はiPhoneの初期化しかしてくれません。
iPhoneの初期化が終わったら「バックアップから復元」をクリックします。これが先程バックアップした状態に復元を行う機能になります。
この作業でもとの状態に戻りますが、一部アプリや設定が戻っていない場合もあるので普段使うアプリは一通り起動して確認を行ってください。
リカバリモードを使う
こちらはiTunesの復元機能が使えない場合の最終手段になります。
初期化は行なえますがバックアップがなければゼロから設定し直す必要があります。
リカバリモードへの入り方は以下の手順となります。
- iPhoneの電源をオフにする。
- ホームボタンを押したままiPhoneの電源をオンにする。
※iPhone7の場合は音量を下げるボタンを押したまま。 - iTuensのマークが出たらOK
リカバリモードの状態でPCと接続するとiTuensが起動し、復元するかどうかのメッセージボックスが表示されます。手順に従い復元を行ってください。
まとめ
パスコードはリセットできないため、日頃からiTuensでバックアップを取る癖をつけておくことが大事になります。
併せて紛失時でも対応できるように「iPhoneを探す」をオンにしておきましょう。
オンさえしておけばiCloudのWebサイトから音を鳴らす。最後に確認できた位置情報(地図)を見る。初期化を行いデータを削除する。など他人に中身を覗かれる可能性をぐんと減らすことができます。
バックアップは時間がかかるので嫌だ・・・という方は不要なアプリや写真を削除することでかなり時間を短縮できますので、これについてはまた改めてご紹介したいと思います。
パスコードは大事なものなので本来は忘れないのが一番なのですが、忘れてしまった時はこの記事が役に立っていただくとうれしいです!